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よくあるご質問

chemSHERPA製品含有化学物質情報伝達スキームに関するFAQ

データ作成支援ツールについて chemSHERPA製品含有化学物質情報の利用ルールついて その他

データ作成支援ツールについて

Q1-1:ツールが起動しません。
A:下記をご確認ください。
- ダウンロードしたデータ作成支援ツールのファイルを、Unzip(zip形式で圧縮したファイルを解凍)しましたか?
解凍しなくても、フォルダの中身が見られるため、解凍せずにデータ作成支援ツールの実行ファイルをクリックして、ツールが起動しないと思われるケースが多数あります。
- フォルダの構成を変えていませんか?
例えば実行ファイルをデスクファイルに置いていませんか?
ダウンロードしたデータ作成支援ツールのファイルを解凍すると生成される「chemSHERPA」フォルダ以下のフォルダ構成、フォルダの名称、ファイルの位置、ファイルの名称は、変更することができません。
- Full版以外の「.Net Framework」がインストールされていませんか?
データ作成支援ツールの実行には、所定の「.Net Framework」が必要です。「.Net Framework」は、マイクロソフトから無償で提供されています。
- データ作成支援ツールの準備、実行環境についての詳細は、操作マニュアルでご確認ください。
Q1-2:chemSHERPA以外の「IEC62474準拠」データは読み込めますか?
A:
- データ作成支援ツール側でchemSHERPAのデータしか読み込めないように制限をかけていますので、chemSHERPA以外のデータは読み込めません。
- IEC62474の現行XMLスキーマは、拘束が緩いため、スキーマチェックに通ったデータでも相互に読むことは難しい状況です。なお、現在IEC62474の規格およびスキーマの改訂に向けた議論が進められており、chemSHERPAの情報伝達スキーム開発で得た知見を踏まえた提案もしています。将来的には「IEC62474準拠」であれば、データの互換性が高まり、相互に利用できるようになると期待しています。
Q1-3:IPC-1752AやBOMcheck、IMDSなど他のスキームとの互換性はありますか?
A:
- 現時点では、IPC-1752A、BOMcheck、IMDSなど他のスキームとの互換性はありません。
- IPC-1752Aは米国の電子機器分野の規格で、製品含有化学物質情報の共通化を目指しています。chemSHERPAは、国際規格IEC62474を採用していますが、同規格も製品含有化学物質情報の共通化を目指したものです。
- BOMcheckは英国の会社が運営している製品含有化学物質情報管理システムであり、chemSHERPAの情報伝達スキームについて説明し、連携の可能性についても協議しました。
- 自動車分野で用いられるIMDSとは、互換性はありませんが、chemSHERPAでは管理対象基準の一つに自動車分野の業界基準の物質リストであるGADSLを採用しています。
Q1-4:chemSHERPA-CI(化学品)データを、chemSHERPA-AI(成形品)のデータ作成支援ツールで読み込むことはできますか?
A:
- できません。化学品が成形品になる変換工程では、含有率が大きく変化したり、溶剤が除去されたり、反応して他の物質になることもあるので、それらを確認しながら手入力していただく必要があります。
Q1-5:なぜツールに利用期限が設定されているのですか?
A:
- 物質リストが定期的に更新されますので、一定期間内に、最新バージョンのデータ作成支援ツールに移行していただくためです。
- 今後は、ツール立ち上げ時に、インターネット経由でバージョン確認を行い、アラームを表示するような対応方法も検討します。
Q1-6:Windows10に対応していますか?
A:
- Windows10において動作対応していることを確認済みです。
Q1-7:成分→遵法判断変換で、「EntryY」になったものに関するY/N判断の仕方について、適用除外で使っている場合は、法規的には違反ではないのだから、判断=Nではないのでしょうか?
A:
- 報告用途に該当して、報告閾値以上であるかという観点で、Y/Nを入力します。Yでも、適用除外の用途で使用しているということになります。
Q1-8:サプライチェーンの川下側ではchemSHERPA-AIのデータサイズが大きくなり、電子メールの添付ファイルでの授受が困難になったり、ツールに読み込んだ際に、実務に耐えられないほどツールの動作が遅くなったり、ツールが応答しなくなるようなことはありますか?
A:
- chemSHERPAの出力ファイルは圧縮してあるため、JAMPのAIS/MSDSplusよりは、データのサイズが小さくなっています。
- ただし、数千・数万の部品からなる製品では、やはりデータのハンドリングに問題があると考えています。今後、根本的に小さくする方法やルール、ITシステムの利用なども合わせて考えていく必要があると考えています。
Q1-9:化学品について、「.shci」形式の電子データではなく、ツールで出力した帳票(Excel形式)を印刷した紙媒体で提出してもよいですか?
A:
- chemSHERPAでは、「.shci」形式のchemSHERPA-CIデータを伝達することをルールとしています。帳票は確認用であり、付随物としての扱いとなります。
- (参考情報)JAMP現行でもver4以降は、紙での情報伝達を認めていません。
Q1-10:サプライチェーンでデータを交換する際のファイル名の決まりはありますか。
A:
- chemSHERPAのファイル名のルールは以下です。
・chemSHERPAデータ作成支援ツールを利用して作成したファイルおよび、他のツールで圧縮形式で作成したファイル
⇒拡張子を.shai(成形品)または.shci(化学品)とする。
・他のツールで非圧縮形式で作成したファイル     
⇒拡張子を.xml とする。
また、chemSHERPAでは、下記の chemSHERPAデータ作成支援ツールの初期設定ファイル名を推奨しますが、社内のルールや顧客との間の取り決めなどがある場合は、その限りではありません。
chemSHERPAデータ作成支援ツールの初期設定ファイル名:
{識別子}_{発行者整理番号}_{ファイル生成日時}.shai (成形品)
{識別子}_{発行者整理番号}_{ファイル生成日時}.shci (化学品)

{識別子}:
正規ファイルは、「SHAI」(成形品)、「SHCI」(化学品)
依頼ファイルは、「SHAI_Request」(成形品)、 「SHCI_Request」(化学品)
{発行者整理番号}:
発行者の整理番号
{ファイル生成日時}:
ファイルを生成した日付時刻(yyyymmddhhmmss形式)
※chemSHERPAデータ作成支援ツールで出力できる一時保存ファイル(初期設定ファイル名の{識別子}がSHAI_Temp(成形品)、SHCI_Temp」(化学品))の流通は禁止しています。
Q1-11:成形品ツールの成分情報入力時の適用除外の選択画面で、選択肢が正しく表示されません。
A:
- お使いのPCの日付が「西暦」設定になっていない場合に、適用除外の選択肢が適切に表示されない(適用期限内外の判定がうまくできないため)ことがあります。PCの日付の表示は「西暦」設定にした状態でお使いください。
Q1-12:PCの日付の設定にきまりはありますか?
A:
- chemSHERPAでは、「西暦」での情報伝達運用を前提としています。お使いのPCの日付は「西暦」設定にしてお使いください。
Q1-13:「WindowsによってPCが保護されました」の表示が出て、chemSHERPAのツールが起動しません。
A:
- Windows Screenによって、起動が妨げられています。以下の手順で対処願います。
(1)情報ダイアログボックスにある、「詳細情報」の表示をクリックする。
(2)アプリ:Article.exe もしくは、Chemical.exe を確認する。
(3)実行ボタンをクリックする。
この操作は、最初の1回のみです。次回からは不要です。
>Smartscreen対応参照[pdf]

chemSHERPA製品含有化学物質情報の利用ルールついて

Q2-1:担当者と承認者は同じ人がなれるのですか?
A:
- 組織において定められたルールに従った業務フローに則った運用が基本となります。
- 担当者と承認者に該当する役割が同一者によって遂行されているのであれば、その業務フローに従って運用してください。
- 顧客等の外部に対して、必要に応じて、製品含有化学物質の情報伝達における責任と役割などの管理体制を示すことができることが重要と考えられます。
Q2-2:現状使われている書式は、独自形式の占める割合が高くなっています。
chemSHERPAを使用することで、JAMP MSDSplus/JAMP AISとJGPファイルがchemSHERPAに置き換えられるだけでは不十分であり、独自形式がなくならないと意味がないと思います。独自形式が使われないようにする戦略はあるのでしょうか?
A:
- すべての独自形式を、ただちにchemSHERPAで代替するのは難しいかもしれませんが、サプライチェーンにおける製品含有化学物質情報の伝達の負荷を低減すべきと考えるchemSHERPAの狙いは共有していただけると思います。
- 情報伝達の対象とする物質の範囲の過不足については、サプライチェーンに関わる事業者のニーズと受容性に従って、管理対象基準が見直されます。
- ごく限られた製品だけを対象とする法規制等もあり、すべての法規制を管理対象基準として採用することができない以上、独自形式全てを否定することはできません。 ただし、chemSHERPAで情報伝達可能な範囲については、chemSHERPAの情報伝達スキームを使用することが適当であり、それ以外の調査のために独自形式を使用する場合は、法規制等の調査理由を明らかにするなどの説明責任が生じると考えます。
Q2-3:不使用証明の代わりとなることを明記して欲しいです。
A:
- chemSHERPAで授受される製品含有化学物質情報では、化学品については成分情報、成形品については成分情報と遵法判断情報を基本とし、さらに伝達される情報は、「責任ある情報伝達」であるという情報伝達の考え方を採用しています。
- 事業者によってリスクに対する考え方が異なるため、不使用証明書の代わりとなり得るかどうかは、各社が判断すべきことですが、サプライヤにおける製品含有化学物質の管理の評価結果と組み合わせて運用するなどの方法により、chemSHERPA以外の書類や情報を不要とすることも可能となるケースがあると考えられます。
Q2-4:現在の管理対象物質の物質リストでは管理対象として不足です。
A:
- 管理対象物質は、情報伝達スキームchemSHERPAを使用する全てのユーザが成分情報を伝達する対象範囲となります。そのため、サプライチェーン全体で受容される適切な範囲を設定する必要があります。
- 標準化の観点からみると、対象物質の範囲が狭いとchemSHERPAの外での調査が多く必要となり、広げすぎると情報の整備や管理の負荷が増大し、情報伝達が滞る原因となります。
- chemSHERPAでは、長い時間をかけた検討の結果、現時点の管理対象基準を設定しましたが、これで確定というものではありません。法規制や業界基準の動向をウォッチし、サプライチェーンからの要望を受けて、常に見直しながら、適切な管理対象物質の範囲設定を目指していく必要があると認識しています。
Q2-5:「成分情報」が対象としている管理対象物質の範囲と、「遵法判断情報」が対象としている管理対象物質の範囲は同じですか?
A:
- 「遵法判断情報」ではエリアを指定しています。現状ではエリアは電気電子機器分野のIEC62474のみです。従って、「遵法判断情報」が対象としている管理対象物質の範囲は、現在はIEC62474が対象とする範囲のみであり、chemSHERPA管理対象物質の範囲の一部です。一方、「成分情報」が対象としている管理対象物質の範囲は、chemSHERPA管理対象物質の全範囲であり、IEC62474を含む9法規・基準が対象です。両者が対象としている管理対象物質の範囲は同じではありません。

その他

Q3-1:グローバルスタンダードをめざすというですが、JAMPもなかなか普及が難しい状況にあります。スタンダードを目指すにあたっての戦略はあるのですか?
A:
- アーティクルマネジメント推進協議会JAMPの発足した2006年当時、JAMPのように川上から川下までの多数の事業者が一堂に会して、サプライチェーン全体の課題について議論するような取組みは画期的なものでした。サプライチェーンで共通となる製品含有化学物質情報伝達のコンセプトをまとめて具体化し、国内外への普及が進められてきました。
- chemSHERPAは、JAMPやJGPSSIなどの成果を基礎とすることができる上、製品含有化学物質情報伝達の共通化を目指した国際標準IEC62474を採用していることから、海外での受容性も高まることが期待できます。
- 将来的にchemSHERPAがISO化されるよう、国際標準化活動に取り組んでいます。
- chemSHERPAの運営組織が普及に努めることはもちろんですが、chemSHERPAのユーザ各社が主体的に、chemSHERPAの製品含有化学物質情報伝達スキームを理解し、個々のものづくりの中で適切に利用することが、最大の普及戦略となると考えられます。
Q3-2:chemSHERPAのデータ作成支援ツールは将来有償になるのか
A:
- chemSHERPAのデータ作成支援ツールは、将来も無償で提供することでグローバルのサプライチェーンで幅広く活用いただこうと考えています。
Q3-3:chemSHERPAによる製品含有化学物質情報伝達において、どのように企業機密(CBI : Confidential Business Information)に配慮しているのですか?
A:
- chemSHERPA-CI、chemSHERPA-AIによって伝達される製品含有化学物質情報(成分情報)は、範囲が限定されています。すなわち、chemSHERPAの管理対象物質となっている化学物質について、成分情報の伝達基準に該当する濃度以上含有されている場合にのみ、情報伝達の対象となります。何らかの有害性を根拠に法規制の対象となっている化学物質が基準以上含有されている場合には、製品含有化学物質の管理、化学物質リスクの管理のために、サプライチェーンにおいて伝達されるべき情報と位置づけています。一方、管理対象物質以外の化学物質、または成分情報の伝達基準未満の含有濃度の場合には、情報伝達の対象外となり、CBIにも配慮されます。管理対象物質を定める管理対象基準及び成分情報の伝達基準は、「chemSHERPA 製品含有化学物質情報の利用ルール」において規定されています。
Q3-4:chemSHERPAの管理対象物質以外の物質の情報を伝達することはできますか?
A:
- ツールのユーザが独自に管理対象物質を追加することはできませんが、「任意報告」の機能を使って、chemSHERPAが情報伝達の対象としていない物質の情報を伝達することができます。
- 「任意報告」の機能の詳細については、データ作成支援ツールの操作マニュアルおよび入力マニュアルを確認してください。
- また、製品含有化学物質管理のために、サプライチェーン全体で含有情報を共有すべき物質であれば、管理対象物質を定める管理対象基準への追加提案をご検討下さい。
Q3-5:「CAS番号65997-17-3 Glass, oxide, chemicals」を使用しています。chemSHERPAデータ作成支援ツールで当該物質を選択すると、物質群名に「鉛及びおよび鉛化合物」と表示され、RoHS、ELV等の規制フラグが立ちます。しかしながら、当社が使用している当該物質には鉛を含んでいません。どうすればよいでしょうか?
A:
- 当該物質には鉛を含んでいる可能性があります。まずは鉛を含んでいないかご確認ください。含んでいない場合は、顧客先とご相談の上、コメント欄にその旨記載したり、任意報告物質として報告するなどしてご対応ください。
- 「(コメント欄に記載した場合、含有率によっては、成分→遵法判断情報変換時に、遵法判断情報の「鉛/鉛化合物」の含有判定にEntryYが付きますが、確認のうえ、Nを再選択してください。)

chemSHERPAに関するご質問は、下記ヘルプデスクへお願いいたします。

ヘルプデスク:事務局(アーティクルマネジメント推進協議会;JAMP)
jamp-chemsherpa@jemai.or.jp
  • 基本的に電話での質問の受付はしておりません。
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  • ご質問の前に、ドキュメント、解説資料、FAQをご覧ください。
  • ヘルプデスクにいただいたご質問と回答は、特定できない形に編集の上、FAQとして公開させていただくことがあります。