2022-04-12

chem

管理対象基準China RoHS追加のお知らせ(次版ツールVer2.06.00より)

2019年12月に意見募集を行い、管理基準への追加を決定していましたChina RoHSについて、次回のツール改訂Ver2.06.00(2022年夏予定)より基準追加を実施いたします。

 

背景:
中国で広く展開されている製品のサプライチェーンにおいて、China RoHSに適合するための化学物質の含有情報伝達が今後一層重要となり強く求められることが予測されています。そのためchemSHERPAの情報伝達の対象基準の一つとしてChina RoHS を加え、その情報を明確に伝達できるようにすることは、chemSHERPAによる情報伝達の有効性を中国においても広めることにつながるものと考え、「China RoHS」を管理対象基準に追加することとしました。

 

追加する管理対象基準の内容

  • 追加する管理対象基準:LR09 China RoHS
  • 対象法規:电器电子产品有害物质限制使用管理办法 (中国語)
  • 現在収載予定の物質:上記該当法規の対象物質
    • カドミウム:均質材料中に0.01重量%
    • 鉛、水銀、六価クロム、PBB、PBDE:均質材料中に0.1重量%
  • フラグ表示:「1」

 

基準追加の影響:chemSHERPA-CI/AIに起こる変化

1. 成分情報画面の変化
 LR09 China RoHS が追加されたことにより、成分情報画面においては、該当する新しい管理基準が加わり、そのフラグ記載欄で、対象物質の含有有無を伝達できるようになります。

 

2. 遵法判断情報画面の変化
 既にChina RoHSが参照対象法規となっていますので、その伝達情報に変化はありません。

 

3.適用除外選択画面
 EU RoHSとの連携は行ないません。また、中国RoHS 適用除外の選択を必須とせず、成分情報と遵法判断情報の両方で任意選択 とします。

 

以上

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