ECHA第31次SVHC（1物質）の追加情報 (2024年6月27日公表)

2024年6月27日付で、欧州化学品庁（ECHA）による第31次高懸念物質（SVHC）の認可候補リスト(Candidate List)への追加が行われ、パブリックコメントの2物質のうち、Bis(α,α-dimethylbenzyl) peroxideだけが追加されました。残りのtriphenyl phosphateについては、その決定はペンディングとされ、今回の指定には含まれませんでした。

今回の第31次SVHCの公表により、認可候補リストに収載された物質は241エントリーとなります。

次回改訂のchemSHERPA管理対象物質リストVer.2.10.00に反映いたします。

今回追加された1物質は、chemSHERPA管理対象物質リストVer.2.09.00に既に収載されています。

内容詳細は添付資料の「第31次SVHC物質追加リスト」をご覧ください。

SVHCの指定により、従来からのREACH規則第33条及び第7条で規定される成形品受領者・一般消費者に

対する情報伝達及び当局への届出義務に加え、2021年1月5日より、廃棄物枠組み指令(WFD)に基づき、

SVHC濃度が0.1wt％を超える成形品の供給者 ※ には、ECHAのSCIPデータベースへの登録義務が課せられ

ています。

※ EU域内の製造者、加工者、輸入者及びアーティクルの流通業者及びその他の上市する行為者

<参考URL>

［ECHAのプレスリリース（2024/6/27）］

https://echa.europa.eu/-/echa-adds-one-hazardous-chemical-to-the-candidate-list